悪ふざけも28年目のベテランです。
おはようございます。
がくちょうです。
今日は売れるビジネスモデルの作り方についてのお話。
起業やビジネスをやると志した時に、ほとんどの人が最初につまづくのがこの「ビジネスモデル」を考え出すところです。
●起業したい、でも何をやっていいのか分からない。
●もちろん、簡単に儲かるような甘いビジネスが存在しないことは承知している。
●結果として、アイデアが出ないから「代理店」などの販売代理をとりあえずビジネスとしてやる。
●しかし、親元と顧客の間に入って使いっ走りをやるようなビジネスモデルで、最終的には疲弊する。
そんな人が多いんじゃないでしょうか。
というか、これは僕も経験しました。
先に経験談をお伝えすると、2年くらいでモチベーションが下がってコストが上がって、とにかく死にました。
そんな人を増やさないためにも、今日は起業を志しているあなたがビジネスモデルがさくさくと出てくるようになるために必要なことをお伝えしておきます。
優先順位を決めること
まず、最も大切なのはビジネスにおける優先順位を決めることです。
ビジネスを構成する要素はいくつかありますが、それらの中で何を自分が優先させるのかを決めるということです。
大きな要素としては、「市場規模や伸びしろ」「自分の納得度や楽しさ」「キャッシュ・フローの優位性」を僕は考慮しています。
しかし、これらを優先順位付けするには、まずは自分が目指す理想のビジネスの形を決めなくてはいけません。
オススメなのは、小さく始めることができて、収益性の高いビジネス。
いわゆるスモールビジネスです。
スモールビジネスの優先順位
スモールビジネスで起業する際に、意識するべき優先順位は下記の通りです。
①自分の納得度や楽しさ
スモールビジネスは、自分の決定権が大きい分、モチベーションにも左右されやすい面があります。
日々の仕事や業務が全く楽しめていないとか、事業のビジョンにワクワクを感じないという状況だと、モチベーションの低下と共にビジネス自体も停滞し、最終的にはストップしてしまいます。
逆に、事業主がワクワクして、日々楽しさや充実感を持ってビジネスの運営に携わると、高確率で良い方向に向かっていけます。
スモールビジネスで成功するなら、自分が納得できて、かつ楽しさを感じるようなビジネスはなんだろう?という観点を優先して探す必要があります。
自分の納得や楽しさの源泉を見つけられない!という人は下記の記事を参考にしてみてください。
やりたいことがわからない人が素晴らしい仕事を獲得するまでの話
②キャッシュ・フローの優位性
次に、このキャッシュフローの優位性を考えます。
即金性の高いビジネスであったり、初期コストが低いビジネスであったり、回収の早いビジネスであったり。
特に僕は、将来的なビジョンを大きく描けるものであっても、必ず足元に落としこんでローコストでプレスタートできるようなモデルを推奨しています。
さらに言うと、コストが一定量なのに対して売上は右肩で上がっていくような構造を強く意識しています。
売上に対して変動費が比例しないような構造に工夫しておくという意味です。
その辺りの「ビジネスを小さく始めるための工夫の仕方」については下記の記事で解説しています。
絶対に起業に失敗したくない人はコストを最小化してやってみよう
③市場規模や伸びしろ
最後に、この市場の規模や伸びしろを考慮しにいきます。
しかし、スモールビジネスは最大でも数千万円程度の売上を目標にしてスタートするため、はっきり言いますがここの優先順位は低いです。
どんな狭い業界でも、しっかりとマーケティングすれば2000万〜3000万程度の売上を上げることは可能だからです。
実際に僕のクライアントの方々も、サラリーマン向けのコミュニティ作りとか、男性向けの美容アドバイスとか、好き勝手やっていますが一定の顧客を獲得できています。
むしろここで大切にしたいのは、
景気やトレンドなどの条件に左右されにくく、一定量の需要が常に存在しているかどうか
モデリングできる競合が既に存在していて、そこのコストとスイッチすることができるか
などです。
例えば、「美容」や「健康」や「稼ぎたい」や「成長したい」などのように、人間の根本的な欲求にリーチするのも有効な手段です。
他にも、「人を採用する」とか「集客する」とか「経費を削減したい」とか、法人にも必ず発生するニーズというのはあります。
大切なのは「同じ価値を提供している競合」が存在するかという部分です。
それさえ存在すれば、そこに自分のモデルを切り口を変えてアプローチすることで、必ず訴求できますからね。
ビジネスプランの前に、理想の人生を決める必要があります
上記の流れをイメージできましたか?
いきなりプランを探したり考えたりしても、なかなか出てこないのです。
そもそも、ビジネスってのは理想の人生を叶えるための「鍵となる仕組み」なんです。
現状の社会で全くもって満足で、何も言うことがなく仙人みたいに悟りを開いているなら、その人は新しいビジネスを生み出すことはできません。
今のままでは、ダメな部分がある。足りないものがある。完璧じゃない部分がある。
それを修正するための構造が「ビジネス」として形になる。
だから、何か新しいビジネスを生み出そうと思ったら、まずは自分の理想の人生がどういったものかを認識するのが大切ということ。
その理想の人生を送るために、現在の社会に足りていないものが「ビジネスモデル」になります。
「やりたいことがない」なんて人は、自分がどっち向きなのかを認識できていないだけです。理想の人生の方向性が分かっていない。
でも、生きている限り、方向性が無い人ってのはいない。
必ずどっちかに向けて進んでいます。放っておいてもこれまで歳を重ねているわけだから。
まずは、自分が「どんな人生が理想の人生だと思っているのか」を細かく分析しましょう。
そして、その理想の人生を送るために足りていないものを作っていけばいい。
それが、勝手にオンリーワンのビジネスモデルになっていきます。
理想の人生の見つけ方
方法は簡単で、「つまらねーもの」と「おもしれーもの」を書き出すだけです。
そして、つまらないなら「なんでつまらないのか」「どこがつまらないのか」を考える。
おもしろいなら、「なんでおもしろいのか」「どこがおもしろいのか」を考えるだけ。
そうすると、共通項が出てきます。
色んな趣味とか仕事をやってきているけど、「面白い」と思う部分はほとんど同じだったりする。
もしくは、不平不満は色々とあるけど、「つまらない」と思う部分は共通している。
この「面白い」という方向性の先に、自分が理想としている人生があります。
この「つまらない」という方向性の反対側に、同じく自分が理想としている人生があります。
どんな人生が理想だと想いますか?
例えば、「時間のある人生」だとします。
そしたら、時間のある人生を送るために今の社会に足りていないものを考える。
例えば、「ゆっくりとした時間を家族と過ごせるような人生」だとします。
そしたら、そのために必要なものを考える。
これがビジネスモデルのベースになります。
この「必要なもの」を、自分が好きなことを利用して実現していくのが、最も手堅いビジネスの始め方です。
できるだけ細かくたくさん書いておきましょう
理想の人生というのは、一言で表せるようなものではないです。
「楽しい人生」
とかで表現してしまうと、ぼやけてしまって本当の気持ちが表現できない。
だから、たくさん書き出しましょう。
仕事に関して、生活に関して、時間の使い方に関して、食事に関して、コミュニケーションに関して、服やファッションに関して、美容に関して、出会いに関して、夫婦関係に関して、、、、、
さらに、細かくしてくのも重要。
例えば、「時間のある人生」だけだとぼんやりしている。
「時間のある人生」とはどういう意味なのか?24時間ずーーっとヒマな人生?朝に時間がある?人と話す時間がある?コーヒーを飲む時間がある?できるだけ細かく事例ベースで見ていきましょう。
あなたは、どんな生き方が理想でしょうか?
その生き方のために、今の社会に足りていないものは何でしょうか?
その足りていないものを作るのが、あなたの使命です。
そこが、あなたの価値を最大限発揮できる、素晴らしいフィールドです。
その使命のために力を尽くすことは、きっとあなたが生きる目的になると思う。
すげー人生楽しくなるよ。保証します。
まとめ
まとめますが、
●スモールビジネスは「自分の納得度や楽しさ」「キャッシュ・フローの優位性」「市場規模や伸びしろ」の順で考える
●そのためにまずは理想の人生の方向性を決めて、その反対側の人を助ける仕組みをイメージする
のがビジネスアイデアの出し方の基本です。
これが分かってくると、ビジネスなんてやり放題のパケ放題になります。
お互い頑張りましょう。
では。