welq問題の関係者を「責任重い順ランキング」にしてみました

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トリイ ケンゴ

渋谷でITベンチャーを経営しているトリです。メルマガ読者7000名とブログ読者15万人に向けて、今日も元気にツバを吐きかけております。業界初の「成果報酬でコンテンツ制作を外注」できちゃうクラウドソーシングサービスPVモンスター(ご利用企業数200社突破!!ありがとうございます!!)を運営しています。毎日定時帰りで3匹のコトリを育てています。ブログは趣味ですので責任を持った発言をしていません。

トリイくんです。

さあ。

炎上案件がやってまいった。

私の出番だな。

welqが燃え盛っている。

私は自分自身ブログを運営しているし、コンテンツのクラウドソーシングサービスを事業として運営しているので、かなり当事者意識を感じながら顛末を見届けた。

バズフィードさんが詳しく取材してくれているので、まだよくわかっていない人はこちらを読んでみていただきたい。

バズフィードさんは毎回1次情報取りにいってて、しっかりしてるね!素晴らしい仕事です。

結局、welqはサイトの全記事を非公開にするという事態になった。

誰の責任か?6つの関係者を「責任重いランキング」してみた

私としては、今回の事案に絡んでいる責任を負うべき存在が6つあると思っている。

・広告主(welqに広告出していた企業)

・welq事業部

・ライター

・クラウドソーシングサービス

・ASP(広告代理店含む)

・検索エンジン

の6つだ。

これを責任順で並べると、私はこうだと思う。

1、welq事業部

これは言わずもがなだ。根拠の無い情報を医療というインフラ領域で意図的に大量配信。しかも素人に盗作を指示している。最低の行為だ。さんざん叩かれているので、ここでは詳細は割愛する。ダントツトップで責任が重い。

2、ASP(広告代理店含む)

私は、次にASPが悪いと思っている。アフィリエイトサービスプロバイダは、WEBサイトと広告主の間に入って、広告主の利益を最大化するのが仕事のはずだ。

当然ながら、WEBサイトの品質チェックを怠るべきではない。品質の悪いWEBサイトに広告を載せることで、企業のブランド毀損につながることは言うまでもないし、そういうサイトから送客された顧客が、広告主の事業にとってプラスに働くとも考えにくい。

そもそも、悪質なサイトに広告主が出稿しないように歯止めをかけられていたら、サイト運営者も儲からないので、自浄作用が働くはずなのだ。

今回、少なくとも間に入って広告を出稿サポートしたASP(もしくは広告代理店)は、いくらかの利益を得てきているはずだ。あまり責められていないように感じるが、私はかなり責任が重いと感じているので、2位にランクインさせた。

3、クラウドソーシングサービス

当たり前だが、1文字1円で記事の制作を依頼している企業がいれば、「盗作に近い指示をしていること」は当然のように予想できるはずだ。

それを無視して、盗作を助長しているように思う。事業者として、非常に責任が重いはずだ。

永江さんがこちらの記事

で書いているが、プラットフォームが自浄作用を意識してコストをかけないと、当たり前だが無法地帯になる。

私が運営しているソーシングサービスでは、わざわざ納品物を全部内部スタッフがチェックしてコピペチェックとリンクのチェック、リンク先の利用規約の確認までやっている。(いつまでどこまでやれるか分からないが、善良な視点で事業運営を続けるつもりだ)

堂々と泥棒募集案件を大量に載せているのは、上場企業としてどうかと感じる。

4、ライター

今回の事案で、実際にwelqで文章を書いている人からの暴露もたくさん見かけた。

(すべてが信用できるとは思えないが、マニュアルの資料漏洩などもあったので、一部事実はありそうだ。)

もちろん、何かしらの負い目を感じているからこその暴露だとは思うが、そもそもそういう意識があるなら仕事を請けないという選択肢はあったはずだ。

どう考えても、医療領域に素人が「言われています」などの情報を大量制作すれば、社会的に迷惑がかかることは想像できる。自粛できたはずだ。

5、検索エンジン

もちろん、検索エンジンも改善するべきだ。しかし、悪意を持ってシステムをハックすることは、残念ながら改善後も可能なのである。

完璧な法律や完璧な憲法など存在しないように、「完璧なシステム」を期待することは間違っていると私は感じている。

我々はリテラシーの向上と普及に努めながら、善良な視点と倫理観を持って、システムに接していくべきだ。

6、広告主

最後に広告主。

広告主からすると、悲劇以外の何物でもない。

少なくとも、直接広告を出稿しているケースは多くないだろう。ASP経由や、広告代理店経由で広告出稿している企業からすると、間に入って「信用調査」を行ってくれるからこそ、高い手数料を払っているというのに、信頼を反故にされたようなものだ。

もちろん、分かっていて出稿していた場合は責任はあるし、今後は「広告の出稿先」に関してシステム任せや代理店任せにせず、一定のコントロールをするべきだろう。

以上、私が考える6つの責任者の順位付けだ。

あなたはどう感じるだろうか?

ぜひ、あなたの視点で順位付けをしてもらいたい。

検索エンジンはどこへ向かうのか

ここからは、私なりに検索エンジンの未来について考えてみた。

勝手な想像なので、あなたの未来予想もぜひ聞かせてもらいたいと思っている。

1、そもそもウェルクの問題点は何か

そもそもの話だが、私は今回のwelqの問題は3つあると思う。

1)根拠の薄い、もしくは無い情報を大量に発信した

2)リライトという名前で事実上の盗作を指示した

3)検索エンジンをハックした

の3つである。

そして、単純に問題となった理由は上記のうち上の2つが理由であることが大きい。

当たり前だが、両方とも「犯罪に近い」行為である。

少なくとも、まともな倫理観を持って実行すべきことではない。

しかし、ややこしいのは

3)検索エンジンをハックした

である。

これ自体は、全くもって犯罪行為ではない。

上記の2つと合わさると最悪の行為になってしまうが、検索エンジンをハックするのはそれ自体が悪い行為では無いし、倫理的に問題のある行為でもない。

どんな技術も、悪意を持った倫理観の無い人間が使用すると、他者にダメージを与えるものだ。

当然だが、包丁が悪いわけではなく、それを殺傷行為等に使用した人間が悪いのと同じだ。

そして、ぺぺらさんが真実を分かりやすく話してくれた。

こちらの記事である。

そう。

その通りだ。

検索エンジンというのは、実に不毛な世界なのだ。

なぜなら、頑張れば頑張るほど損をする仕組みになっているからだ。

上位表示するということは、単純に「目立つ」という事である。

単に目立つだけならいいが、検索エンジンでは「丸裸で目立つ」という事になる。

どんな内容で、どんな施策で、上位表示したのか。

全部バレてしまう。

もちろん、競合は喜んでそれを真似する。

永遠に続くパクりあいの世界なのである。

盗作はだめだが、リライトは良いとか、引用は良いとか、そういう話ではない。

そもそもの仕組みが、形はどうあれ「標的にされる」運命なのだ。

それを前提に、ちょっとだけ近い未来を予想する。

2、クローズドコミュニケーションが増える

まずあり得るのは、オンラインサロンのようなクローズドなコミュニケーションの場がもっと増えることだ。

私は今後5年10年くらいで、爆発的にオンラインコミュニティが増えると予想している。

あらゆるジャンルで、ニッチなオンラインコミュニティが立ち上がってくるはずだ。

それによって、「より詳しく知りたい時は、まずは無料のコミュニティで情報を探して、無料でみつから無ければ有料のコミュニティで探す」

という動きが活発になる可能性がある。

ちょっと前にマルチタレントのゲンキング氏が

googleは使わないぜ!

という発言をしたとかで話題になったとき、私も下記の文章を書かせてもらった。

若者はグーグルを信用していない、という話だ。

あれは、「まずクローズドのコミュニティで探す」という話だと思う。

私は自分の記事で、

「若者は身近なコミュニティで解決するレベルの話題しかそもそも検索しないから、検索エンジンが必要ないだけだ。世界が広がったら検索エンジンも必要になるだろう」

と結論づけたが、今後は身近な無料コミュニティで見つからない話題は、有料コミュニティの発達でカバーされていくと予想している。

ただしこれらの場合、情報を検索しているユーザーは「より具体的に成果物を求めている場合」に限られるだろう。

3、質の低い記事は淘汰される

正直、現状の検索エンジンでも、質の悪い記事は明らかに分かる。

私は検索リテラシーが高いほうだと思うので、なおさら分かる。

例えば、この前池袋でおいしいスイーツを探していた時だ。

私は大事な人と(嫁だが)一緒においしいスイーツを食べたいね、という話になって、お互いにスマホで検索をしたのだが、それはそれは

クソ

みたいなキュレーション記事ばかりが出てきて、はっきり言って何の参考にもならなかった。

たぶん

「池袋 スイーツ」

とかで調べたと思うが、

●池袋で絶対おすすめのスイーツ25選

みたいな記事が大量にヒットして、試しに読んでみたら

===

ここのパンケーキがおすすめ!

写真

パンケーキなんてもう飽きた!と思ってますよね?

いえいえ。

ここのパンケーキは一味違うんです。

なんといっても”ふわっふわ”なんです!

===

(↑は、もう記憶が定かじゃないから引用じゃなくて俺の創作文だぞ)

みたいな文章を読んで、スマホをぶん投げたくなった。

カッチカチのパンケーキがあったら、持ってきてみろよ。

氏ねと思った。

結局、その件に関しても「有識者」の意見を参考にしたのを覚えている。なんか調べてたら年間500件くらいバフェ食べてる人がいて、その人がおすすめするパフェ屋さんに行った。

うまかった。

これは医療の問題に関しても、本気で情報を求めている人間が「1つのサイトだけを完全に鵜呑みする」とは考えにくい。

welqの件でも、「医療現場で医者と患者がもめた」という話が聞かれたが、それは「サイトではこう言っていた、医者はこう言っている」という感じで複数意見を参考にしようとして行動しているという証拠でもある。

つまり、「行動」を目的に検索している場合には、少なくともリテラシーの差はあるだろうが、複数の意見を確認してみるケースが増えるだろうし、その真剣度が深いほど、「誰が言っているのか?事実なのか?」などに対する懐疑心も強くなるはずだ。

信頼性が薄いものや、説得力の無い文章というのは、そのうち駆逐されていくはずである。

※ちなみに、ものすごく説得力のある「悪意のある嘘」はなくならない。これは人間の性質なのでなくなることはない。

4、検索エンジンでの戦いはどうなる

信頼性が薄いものが淘汰されたとしても、検索エンジンの構造上の問題である「パクリパクられが無限連鎖する」という部分は変わらない。

はっきり言って、頑張れば頑張るほど損をする仕組みだ。

しかし、私はここにも光明があると思っている。

それは「リッチコンテンツ化」である。

残念ながら、「文字」は非常に盗みやすい形式である。

文末を変えたり、組み合わせたりしやすいからだ。

しかし、動画ならどうだろうか。

動画は、部分的に盗むのが非常に難しい。

漫画や絵も同じだ。

一部を切り取って盗むことができないため、丸まんまパクるしかなくなる。

しかし、その場合は文章と違って「盗作」であることが明確にしやすいため、グレーゾーンが少なくなる。

現状、なぜパクリコンテンツが多いかというと、「パクるのが楽」だからだ。文章は一瞬でコピーペーストできるし、DeNA流でいうと盗んだ後に「オリジナルコンテンツ化」しやすいのだ。

そもそも、盗んで「オリジナルコンテンツ化」するのが難しい形式のコンテンツがもっと増えれば、間違いなく自浄作用が働いてくると私は思っている。

つまり、「付加価値を加えた上で、盗みにくくなるような工夫をする」というのが、クリエイター側の知見としてもっと普及していくはずなのだ。

今、我々クリエイターは、「自分が主体となっている構成で文章を書き、たまに画像を入れる」くらいのプアコンテンツしか作れない人間が大多数を占めている。

しかし、今後は作り手がもっとリッチになっていくはずだ。

その代表例が、「書き起こし」である。

書き起こしコンテンツは、非常に「盗んでオリジナルコンテンツ化する」のが難しいと私は考えている。

試しにこちらを読んでみてほしい。

営業がつらいおpp@;あlskdkjfh

トリイくん_背景色あり_丸抜き

では、今日の質問をお願いします。

sasada_profile

はい。よろしくお願いします!

営業職3年目になります。

最近、営業していてつらいです。 商品が信じられなくて 売れば売るほど罪悪感を感じでいます。

ただ、売らないと上司に怒られます。 正直、辞めたいほどつらいです。 どうしたらよいのでしょうか。

今日いただいた質問は営業がつらい、という切実なお悩みですね

トリイくん_背景色あり_丸抜き

なるほど

sasada_profile

この気持ち、すごくわかります

私も3年目ぐらいで、同じ気持ちに陥ってました

トリイくん_背景色あり_丸抜き

へぇ!

アイアンマン笹田でもそうなるんだね

sasada_profile

当時のあだ名、「サイボーグ」の私でもなってましたw

求人サイトの営業をしてたんですけど、使っても絶対応募が来ないことがわかっているような弱小サイトの営業でした

ただ、安いんで売れちゃうんですよね

これは、こちらの対談記事から引用した。

現在、「営業 辛い」というキーワードで1ページ目にある。

この記事をパクるのはなかなか難しいはずだ。

なぜなら、前後の「流れ」がないと、内容を理解しづらい構成になっているからだ。

他にも、「話し手に画像をつける」などを実施している。

このような工夫だけで、丸まんまコピーするのが大変難しくなる。

このように、一部を「切り取る」と、そもそも「コンテンツの質が落ちてしまう」という状態を作りだすことは可能だ。

今後は、読み手のリテラシーが高まるのを期待するよりも、まずは作り手の我々がもっと賢くなり、気を付けていくべきだと私は思っている。

そうすれば、きっと検索エンジンは「頑張れば頑張るほど報われる世界」になってくれる・・・・

はずだ。

はず。

まとめ

以上、忙しいのに90分くらいかけて書いた。

文中でご紹介したぺぺらさんも、永江さんも、きっとクソ忙しいはずなのに、一円にもならないのをわかっていて本件には時間を投資しているのが分かる。

私も同じ気持ちだ。

価値のあるコンテンツに、素晴らしい報酬が払われるようになり、結果として素晴らしいクリエイターが増えることを祈っている。

ぜひ、あなたの感覚で

●広告主●welq事業部●ASP●ライター●検索エンジン●クラウドソーシング

の6つの責任重いランキングも作ってみてほしい。

みんなで問題提起していきましょう。

では。

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