がくちょうです。
前回の続きです。
世界を変えるアイデア
私は、2014年からオンラインサロンの運営を始めました。
かれこれ6年以上続けているわけですが、その間に本当にたくさんの事を自分自身が学びました。
そして、今年から本格的に私が学んできたことを、世界に広めないといけないなと思っています。
「状態」ではなく「姿勢」を評価する世界へ
この6年間で、私自身が一番変わったなと思うのが、
お金を稼げていること自体に価値を感じなくなった
という現象です。
これは面白いことなのですが、当初私がオンラインサロンを立ち上げた理由は、「マーケティングというスキルを義務教育レベルに普及して、自力でお金を稼げる人を増やす」というものでした。
しかし、そのためには「知識」だけではなく、「行動習慣」も変えていく必要があります。
そう考えた結果、私はオンラインサロン内で「挑戦すること」「貢献すること」の2つを「目指すべき姿勢」として掲げることにしました。
そして、独自の評価システムを創ったり、「ナイスペンギン」という造語を広めたりすることで、サロン内で「挑戦と貢献をしていると褒められる」という環境を整備していったのです。
そうやって何年も「どうなれたか(状態)」よりも、「どうあれたか(姿勢)」を評価するような環境に身を置いた結果、気づけば自分自身も
新しいことに挑戦し、他者に貢献しよう
というのが目標になっていたのです。
マーケティングや経済の世界にいると、どうしても「より大きな売り上げ」「よりたくさんの利益」「より多くのユーザー数」など、規模が大きいのが正義であり目標になりがちです。
もちろん今でも、できるだけたくさんの人に貢献したいなーとは思いますし、売り上げの目標もちゃんと立てています。
しかし、それらは自分にとって「最も優先度が高い目標」ではなくなりました。
なぜなら、私の周りでは「売り上げが大きいぜ!」「ユーザー数が多いぜ!」「フォロワーが多いぜ!」と言っても、そこまで評価してもらえないからです。
それよりも、「こんなことに挑戦したぜ!」「こんな風に人に喜んでもらえたぜ!」と言った方が、みんなに褒めてもらえます。
本当に不思議なものですが、人は置かれている環境で「何をしたら評価されるか」をしっかり判断して、それに合わせて行動するようになります。
状態ではなく姿勢を褒めてもらえる環境に何年も身を置いた結果、私は無駄に他人と競争しなくなり、無駄に売り上げや規模を追い求めなくなり、結果として世界を支配している「経済力が正義」というヒエラルキーから見事に抜け出すことができたのです。
この現象は、私の今後の人生の幸福度を決めてしまうくらい大きな出来事でした。
売り上げが低い人を下に見ることも無くなり、売り上げが多い人をすごいと思うこともなくなりました。
たくさん挑戦して失敗している人を見たら、「失敗ばかりしてダサいね」ではなく、「今日もイケてるね!」と伝えるようになり、なかなか思うように成果を出せない人を見たら「なんでそんなに成果が出ないんだ」ではなく、「失敗してもいいんだよ」と伝えるようになりました。
毎日の目標は「今日も挑戦と貢献をすること」であり、使う予定のないお金のために人生を犠牲にすることが無くなりました。
(あぁ、書いていて本当に幸せな気持ちになってきました。これまで私のサロンに入って一緒に文化を作ってくれた皆さん、本当にありがとう。)
そしてさらに不思議なことですが、「結果や状態」ではなく、「姿勢」を褒められる環境に身を置いていると、人間というのは強靭で粘り強くなっていくようなのです。
心理学の実験でも、ステータスや能力を評価するより、行動や過程を評価してあげた方が粘り強く頑張れる人に育つというのは知られています。
それらの心理学の実験を、まさに私は何年も目の前で味わいました。
思えば、結果や状態というのは自分ではコントロールできません。
しかし、姿勢というのは自分自身でいつでもコントロールすることができます。
結果ではなく、正しい姿勢の方を褒めてもらえる環境というのは、自己肯定感を育みやすいのかもしれません。
そして、自己肯定感が高まっていけば自然と行動量は増えていき、行動量が増えれば自然と成果に繋がっていきます。
- 結果や状態ではなく、姿勢を評価する環境に身を置く
- 自分でコントロールできる事で確実に評価してもらえる
- 自己肯定感が高くなっていく
- 行動量が増える
- (結果論として)じわじわ成果も出る
という効果があるんですね。
参加者の行動⇒人生が変わっていく教育環境を
私が目指しているのは、参加者に知識が身に付いたとか、賢くなったとかではなく、実際に行動が変わっていくような教育環境を作ることです。
知識はそれ自体に価値があるのではなく、それを活かしてどうやって自分や世界を変えたかに価値があると信じているからです。
結果や状態ではなく、姿勢を評価する教育環境を創っていくことは、参加者の自己肯定感を高めて幸福度を上げるだけではなく、そこから実際の行動に繋がって人生に変化をもたらす効果もあります。
前提条件の違う人を無理やり1つのレースに参加させ、短期的な成果だけで評価することで、成果の出た数少ない人を傲慢にし、残りの大多数に負け組の烙印を押して自己肯定感と活力を奪ってしまう教育環境と、どちらが有意義でしょうか。
この「結果ではなく姿勢を評価する」という教育環境は、オンラインサロンと非常に相性が良いです。
どうやって、そのような教育環境をオンラインだけで構築していくか?というのを、今後たくさんの人に広めていこうと思っています。
次回に続きます。