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なぜ1円も稼げないゲームコミュニティを運営するのか

がくちょうのコラム

皆さんは「自分の価値観が偏っていない」と自信を持って言えますか?

こんにちは!

編集ライターのほりゅちゅこです

今回、5人の子供を育てながら起業されている鳥井さん(通称:がくちょう)のラジオで、

「一つの価値観にとらわれず、バランスを取るのが大事」

と、がくちょうが語っていました。

とても勉強になる内容だったので記事にしてみました。

  • 年を重ねるにつれて価値観が凝り固まってきた気がする・・・
  • いろんなことに興味を持って、自分の世界を広げたい!

なんて人は、ぜひ読んでみてください。

経済合理性とは対極にある価値観を追求

価値観は一つに偏らないようにするのがいいですね。コンサルタントのように指導業だけして「自分の生徒としか関わらない」みたいな生き方を長く続けてしまうと、どうしても偏屈な考え方になりそうな気がします。僕もなりかけてましたけど、コミュニティの運営を始めてから、いろんな人を見て、いろんな正解があっていいんだろうなって思えるようになりました。コミュニティ運営の恩恵はすごく大きかったです。

偏った価値観の危険性について詳しくはこちら

コンサルタントにヤバい人が多い理由

でも、僕が運営しているオンラインサロン「ファーストペンギン村」も結局一つの価値観しか提供できないんですよ。だから、ファーストペンギン村の皆さんにも自分の価値観を改めて見直してもらいたいです。もともと僕の価値観と似た人が集まってくれていると思うんですが、全く一緒じゃないですよね。一つの価値観にずっといてもいいんですけど、そこだけにいるのはよくないと思います。だから、ファーストペンギン村だけで活動してる人は、視野を広げるという意味で、別のコミュニティに参加するなど、別の価値観に触れる機会を作ってほしいと思いますね。自分なりの価値観を反映させたコミュニティ運営もしてほしいです。

僕もバランスを取っています。ファーストペンギン村は「経済合理性の追求」がテーマですが、その対極に位置するゲームコミュニティの運営をしています。「アタリメ団」といって、『スプラトゥーン』というゲームを楽しむためだけのコミュニティです。ゲームをやっていれば幸せみたいな感じなんですけど、ゲームをしているからといって1円も稼げない世界なんですよ。人に何か教えるのも全部無償です。コミュニティ自体は入会費以外の課金もなく、赤字を垂れ流しているという状況ですね。なんていうか、ゲームが上手くなるかどうかなんて、本当にどうでもいいことじゃないですか?お金を稼ぐのは、今の世界だと豊かになるために必要なことだと思われてますけど、それとは全く対照的で「そんなにゲームしてどうするの?w」とか「辞めなさい!」って言われるようなコミュニティを運営してます。

ここ3、4年、いろんな価値観に触れることが大事だなって気づきました。本当に皆さんのおかげですね。周りにいろんな人が集まってくれたおかげで、いい感じに幸せで選択肢の多い人生になりました。

ゲーム会社が儲からない理由は〇〇〇〇に集約されている

僕のゲームコミュニティは赤字ですけど、ゲーム会社って儲かってるイメージがありますよね。実は、それ幻想なんですよ。ゲーム会社は全然儲かりません。なぜかというと過剰供給だからです。ゲームを作る人が多すぎるんです。大勢の人がゲーム作りに飛びついた結果、作るモノがなくなったから、ソフトウェアの世界に参入したわけですよね。ゲームを作る会社が増えたんですけど、実体はほとんどの会社が全く儲かってないんですよ。なぜなら、作れば作るほど、ユーザーがより良いモノを要求して、作るコストがどんどん上がっちゃうからです。「限界収益逓減(ていげん)の法則」が働いているんですね。クオリティの高いグラフィックじゃないとユーザーが満足しないので、より凝ったモノを提供しないとユーザーが金を払わないという動きになってきているんですよ。

結果として、あらゆるビジネスと同じように完全な二極化、つまり先行して巨大になったところだけが資金力を保っていて、資金を投下できるがゆえにビジネスを維持できてるわけです。でも、後発の会社は資金力がない状態からユーザーの高い要求に応えないといけません。体力がほとんど持たないので、倒産してしまうんですね。ゲーム業界も同じような状況になっています。

世界中が勝ち組と負け組に分断されていく

スマホのゲームアプリにも同じことが言えます。スマホが台頭して、ゲームアプリというマーケットが新しくできた時に『パズドラ』や『モンスト』などが広告戦略で巨大な資本を使った結果、スタンダードなアプリケーションとして認定されました。でも、スマホのアプリを50個ダウンロードして、全て均等に課金する人間はいません。結局、1個か2個しか勝ち残れないんですよ。だから、タイミングを逃した会社は全て敗者になる、合併される、吸収されるわけです。

この世界はITでも同じです。結局、GAFAと呼ばれるような勝ち組が全てを持っていってしまい、そこに資本が蓄積した結果、大手が無料で良いサービスを出します。中小サービスがどれだけ下から突き上げようとしても、大手のサービスの質と量には勝てないわけです。ユーザーもどんどん良いモノを欲しがるせいで、限界収益が逓減してしまうんです。そして、資金繰りが厳しくなったタイミングで技術力のある会社だけが大手に買収されていってるんですね。今はもう世界中がそういう状況になっています。世の中をいろいろ勉強してみてください。

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