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【あなたに一言】自分の意見を持つことは、他人の人生を否定する事ではない

がくちょうのコラム

簡単に人の人生を否定しない人間になりたい

そんな風に最近思うようになりました。

 おはようございます。

がくちょうです。

数年前、独立して間もない頃は、よく否定的な表現を使っていました。

こういう人生は駄目だ

こんな風に生きるべきだ

そういった否定的な表現は、とにかく人を惹き付けやすいです。

ソーシャルメディアなどで人気者になりやすい人は、そういう表現を多用している傾向があるように感じます。逆に言えば、そういう表現を多用すれば簡単に人気者になれるということでもあるので、意図的にやっている人も多いでしょう。

私も独立当初、同じように否定的な表現を多用することで、一定のアンチの人が出る一方で、支持してくれる方も増えたように感じます。

しかし、自分で本気で社会に影響を与えるようなサービスを創っていく過程を経験し、私は今、「簡単に他人を否定しない人間になりたい」と思うようになりました。

今日はその話をします。

主義主張=誰かの否定になっていないか?

我々のような事業家やインフルエンサーは、社会をこんな風に良くしたいという気持ちが強く、それゆえに主義主張も強くなりがちです。

確かに一定の方向に社会を引っ張っていくには、強い主義主張が必要なのは分かります。

しかし、自分の意見を持つことと、他人の人生を否定することは別です。

例えば会社に縛られない生き方を推奨したいとします。

自分の主張を分かってもらうには、

「会社員はダメだ」

と言うのが手っ取り早い。

もしくは、新しい事に挑戦する人を増やしたいなら、

「古くさい考え方は老害だ」

と言うのが早いです。

しかしこれは同時に、たくさんの自己否定を産みます。

「自分はこのままではダメなのかもしれない」

「自分のような生き方はダメかもしれない」

まるで「ダメな選択肢」と「イケてる選択肢」があり、その選択によって人生が劇的に変わるような言い方です。

もちろん、そういう自己否定がきっかけで奮起する人もいるでしょう。

しかし経験上、自己否定をバネにできる人は、ごく一部の限られた人です。

「お前はダメだ」と言われて奮起できるような人は、元からできる人なのです。

ほとんどの人が、「自分はダメかもしれない」という感覚になると、正解を求めてさまよってしまいます。

そして、正解を求めてさまよっている人は、カンニングペーパーでも買うように、情報にお金を払います。

恐ろしいことに、人を教える人間は、この魔力に勝てなくなることがあるのです。

他人の生き方を否定して、正解を求める思考にさせ、自分の情報の価値を高める。

こうすれば、簡単に自分の価値や影響力を上げて、売上を伸ばすことができてしまいます。

あなたは今のままではダメだ。こういう生き方を選ぶべきだ。そして私はその生き方を実現できるカギを持っている。●●万円で人生を変えられるカギを提供している。

分かります。よくできたセールスレターです。

しかし我々教育者は、この魔力と闘わなくてはいけません。

安易な方法の反対側に、価値のあるものが眠っていると私は信じます。

関わる人が勝手に変わっていくような人間になりたい

私は今、大学を運営しています。

学長というポジションで大学のルールや仕組みを構築していっている中で、今まで生きてきた中で最も衝撃的な、価値観を揺さぶられるような体験をしています。

あまりに驚くほど、そう、驚くほどにたくさんの人が短期間で変わっていったからです。

信じられない。

これまで、たくさんの人を頑張って成功させようと躍起になってきました。

そんな自分をすべて否定されたかのような衝撃を受けています。

そして同時に、とても深く深い学びを得ています。

本当に人間を変えるものは、少なくとも「べき」ではないという事です。

相手を否定し、こうする「べき」だという思考にさせれば、短期的に人を動かすことはできます。

しかし、それでは人を「変える」ことはできない。

本当に人間の行動が変わっていくとき、そこには「たい」があるのです。

やりたい。

こんなことをやってみたい。

誰かのために、もっとしてあげたい。

そう、願望です。

人を変えるのは内的な願望なのです。

そして、願望を引き出すのは、否定ではなく肯定なのです。

誰もが、すでに頑張っています。

誰もが、すでに精いっぱい生きているのです。

全ての人が、実はそのままでいい。

自分を肯定できた人間は、自然と前進できるのです。

 

それに気づいて、私は安易に否定的な表現を使うのをやめました。

支持者と同時にアンチも生み出していくような影響力ではなく、関わる人全てが勝手に理想の人生に変わっていくような、そんな本当の意味での「影響力」のある人間になりたいと思っています。

そして、マーケティング実践大学を、そんな人がたくさん生まれていくような大学にしていきたいです。

 

難しい。

ですが、追い求めていきたい。

 

安易な方法の反対側に、価値のあるものが眠っていると私は信じます。

今日も精進しましょう。

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